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暁のヨナ漫画 第12巻特別編「キジャ」ネタバレと感想 [漫画]


番外編のあとは特別編ですね。

この特別編はキジャの幼い時の記憶に関する回想です。


父であった先代白龍が死ぬ日の出来事でした。

父が死ぬという予感を感じたキジャはお婆に父に一目合せて欲しいと頼むのですが、
先代の体がすぐれないという理由で合わせてもらうことはなかいません。


それでも何とか一目見ようと、父が寝ている部屋の窓によじ登り、窓から中へと
入って行きました。


父は寝所で寝たきり状態。

目も悪くなっているようで、入ってきたのをお婆だと思って話すのです。

父の右手は既に龍の手では無くなっていました。

普通の人間の手に戻っていたのです。

龍の手でキジャの背中に深い傷を負わせてしまった父は、お婆から我が子を遠ざけられ、
会うことも叶わない状態に追い込まれていたのでした。

人間の手に戻った今なら、キジャに触れてもいいかと訴える先代でした。

最後に一度だけ触れることは許されないだろうかと.....


その言葉を聞いたキジャは父の首にすがり付き、

「父上、私はあなたと話したいことが沢山あります」と泣きながら訴えます。

「キ ジャ」最後にキジャの名をつぶやいた父は二度と目を開けることはなかったのでした。


幼くして父を失ったキジャに、お婆は先代を許してあげてと言いました。

でもキジャは「許せないことなど私は本当に何ひとつもないよ」とお婆に伝えます。




キジャの幼いころの話を聞いたのは初めてですが、なんとなくシンアの幼いころの記憶と
似通っていると思ってしまいました。

龍の力は父から子へ受け継がれ、先代は力を無くして死んでいくのはシンアも同じ経験を
していますよね。

キジャはその力と父の想いを引き継いで龍の力を活かす方に情熱をささげます。

一方シンアはその力の強さに恐怖を感じ、力を封印する方向で孤独に生きてきました。

二人の生い立ちは似ていますが、その後は異なる方向に進んできたのが良くわかりますね。


残るジェハとゼノの幼いころの記憶がこれまた気になりますよね。

果たしてどんな物語があとの二人にはあるのでしょうか?



以上、暁のヨナ漫画 第12巻特別編「キジャ」ネタバレと感想でした。



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